『神様の定食屋』は心を温め、大切な人への優しい気持ちを思い出させてくれる物語

書籍

今回紹介する本は『神様の定食者』です。温かく穏やかな雰囲気で、優しさが心に沁みる本。基本的に一話完結で、どの話も読み終わる頃には心が温まり、ほっこりとした心地良さを味わえます。

『神様の定食屋』の基本情報

名称神様の定食屋
発売日1巻:2017年6月15日
2巻:2017年12月13日
3巻:2023年1月12日
4巻:2023年11月15日
5巻:2025年3月12日
あらすじ主人公である高坂哲史は料理が苦手。しかし事故で両親を失い、妹と共に両親が経営していた定食屋を継ぐことに。苦手な料理は上手くいかず、妹からは叱られてばかり。

そんな日々が、たまたま立ち寄った神社で「神様」に出会ったことで一変する。

主人公の高坂哲史は妹と共に、亡くなった両親が経営していた定食屋を継ぎます。しかし料理の経験はほとんどなく、料理に対する苦手意識も強いため、妹から叱られてばかり。とうとう喧嘩をしてしまいます。

喧嘩をした手前、妹と一緒に住む実家にまっすぐ帰るのは気が引ける……そんな中、何となく立ち寄った神社で「料理を体感的に教えてほしい」「困った時には代わりに作業してほしい」と半分愚痴の勢いで神頼み。するとなんと神様が現れ、「亡くなった人の魂から料理を教わる代わりに、その魂に身体を憑依させて料理を作り、その魂がもつ未練を解消させる」という方法で願いを叶えてもらうことに……。

大切な人のために作る料理には、温かな気持ちが込められている。そんなことを実感できるお話です。

『神様の定食屋』の特徴

『神様の定食屋』にはこのような特徴があります。

  • 基本的に一話完結で読みやすい
  • 気持ちが自然と弛み心が温まる
  • 落ち着いた文体・雰囲気で、穏やかに読み進められる

基本的に一話完結で読みやすい

神様の定食屋は全体に共通する設定は存在するものの、基本的には一話完結型です。そのため読書のためのまとまった時間をとれない人や、読書の時間を毎日とることは難しい人でも読みやすいです。時間ができたときや、ふと「本を読みたい気分かも」と思ったときに気軽に読むことができます。

気持ちが自然と弛み心が温まる

とても主観的な感想ではありますが、『神様の定食屋』を読むと、気持ちが自然と弛んで心が温まります

『神様の定食屋』は基本的に一話完結型と紹介しましたが、すべての話に共通するのが「亡くなった人の魂から料理を教わる代わりに、その人の魂を自分の身体に憑依させて、未練を晴らすお手伝いをする」ことです。

そして、未練を晴らすお手伝いとして行うのが、料理。未練をもつ魂が主人公の身体で料理をして、その魂が望む相手に食べてもらう。声を発することができない魂に代わって、主人公から相手に対して、料理に込められた想いや気持ちを伝えるという大役も果たします。

親から子へ、料理店の店主から常連客へ、祖父から孫へ……誰かに対して作られる料理に込められた想いや、人に対する温かさに触れることができます。どのお話も、読んでいくうちに自然と心が弛み、ほっこりとした気持ちになれます。筆者は読みながら自然と涙を流すこともありましたが、決して嫌な気持ちではなく、むしろ温かい気持ち故のもの。

読めば自然と心が弛み温まり、優しい気持ちになることができます。

落ち着いた文体・雰囲気で、穏やかに読み進められる

『神様の定食屋』は落ち着いた文体・雰囲気で、良い意味で、心が揺さぶられ過ぎることがありません。そのため疲れている時や、何となく気分が上がらない時にも読みやすいです。

例えるなら、温かさや美味しさをしっかり感じられて、けれど決して火傷する心配がない飲み物のように、優しく身体に染み渡ります。何か読みたいけれど強い刺激は避けたい……そのような時にもおすすめできる本です。

『神様の定食屋』はこんな人にオススメ!

『神様の定食屋』は特に以下のような人におすすめです。

  • 空いた時間で気軽に読める本がほしい
  • 心がほっこりする本が読みたい
  • 料理の描写が好き

空いた時間で気軽に読める本がほしい

『神様の定食屋』は以下の理由から、時間が空いた時に読みやすい本です。

  • 一話完結型かつ一話が長すぎないため読むのに時間がかからない
  • 穏やかな文体・雰囲気で、読み終わった後に疲れすぎる心配がない
  • 設定が複雑すぎないため、前回読んでから日が空いても「どんな話だっけ?」とわからなくなる心配がない

空いた時間に気軽に読む本として『神様の定食屋』はとてもおすすめできます。

心がほっこりする本が読みたい

曖昧な言い方になってしまいましたが、心がほっこりする本が読みたい人にも『神様の定食屋』をおすすめします。

筆者が思う『神様の定食屋』の一番の魅力は、読了後の温かさ。読み終わった後の心の状態は、まさに「ほっこり」という言葉がぴったりです。

「ほっこりする本を読みたい」という気持ちを叶えてくれる本を探すのって難しいと思います。期待する「ほっこり」になかなか出会えていないと感じている人は、ぜひ『神様の定食屋』を読んでみてください。

料理の描写が好き

『神様の定食屋』は名前の通り定食屋が舞台ですし、「亡くなった人の魂から料理を教わる代わりに、その魂に身体を憑依させて料理を作り、その魂がもつ未練を解消させる」という設定上、料理をする場面が多く登場します。

料理関係は話の軸ともいえるシーンであるためか、描写がとても丁寧で引き込まれます。料理の描写を読むのがすごく楽しい!

自分語りになりますが、筆者は小説、漫画、映像といった種類問わず、作品内に登場する「料理に関係するシーン」がとても好きです。料理シーンが丁寧であればあるほど満足度が高いといっても良いぐらい。きっと他にも同じような人がいると思います。

だからこそ「料理の描写が好き」な人にも、『神様の定食屋』を強くおすすめしたいです。

『神様の定食屋』まとめ

改めて、『神様の定食屋』の魅力を紹介します。

  • 一話完結型、落ち着いた文体・雰囲気のため良い意味で心が揺さぶられ過ぎることがなく、空き時間にも読みやすい
  • 読んでいると自然と気持ちが弛んで心が温まり、読んだ後にはほっこりとした気分になれる
  • 料理の描写が丁寧で、読んでいて楽しい気持ちにもなれる

『神様の定食屋』を読んで、ほっこりとした気持ちを味わいませんか?

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