『整える習慣』(著:小林弘幸)を読んで自律神経や自分のコンディションを整える方法を知ろう

書籍

今回紹介するのは書籍『整える習慣』です。順天堂大学医学部教授である小林弘幸氏によるこちらの書籍では、自律神経を整えるための行動術が108も紹介されています。

『整える習慣』の基本情報

整える習慣

出典:Amazon

名称整える習慣
(日経BP日本経済新聞出版本部
 著:小林弘幸)
発売日2021年2月1日
価格880円(税込)
特徴自律神経の整え方として108の行動術を紹介。シンプルで簡単なことばかりのため実践しやすく、すぐに効果を体感できる

『整える習慣』は順天堂大学医学部教授であり、日本体育協会公認スポーツドクターでもある小林弘幸さんによる書籍です。

書籍名に入っている「整える」の対象は自律神経。小林先生は過去に40冊以上の本を出版する中で、主に自律神経について語られています。

自律神経を整えることはコンディションを整えることにつながり、コンディションを整えることで今の実力を発揮できるようになる。

書籍の中では、コンディションを整えるための実践的な108の行動術が紹介されています。

『整える習慣』の特徴

『整える習慣』にはこのような特徴があります。

  • 自律神経を整える必要性について納得感をもった上で読み進められる
  • 根拠と具体的なやり方の両方が説明されている
  • テンポよく読み進められる

自律神経を整える必要性について納得感をもった上で読み進められる

『整える習慣』では実践的な行動術を紹介する前に、自律神経という言葉の意味や重要性について詳しく解説されています。この章を読むことで、自律神経を整える必要性や、自律神経を整えると仕事が上手くいく理由などを把握できます

「この方法良いからやってみなよ!」と勧められても、「何が良いの?」と納得感をもてなければ、やらされている感になってしまうかもしれません。心と身体がバラバラの状態では、せっかく良い方法を実践していても本来の効果を発揮できないでしょう。

『整える習慣』では専門家による正確かつわかりやすい説明がされているため、自律神経を整える必要性を深く落としこんだ上で実践に入ることができます。

根拠と具体的なやり方の両方が説明されている

『整える習慣』では全部で108もの行動術が紹介されていますが、すべて「なぜその方法が効果的なのか」「具体的にどのように行えば良いのか」と、根拠と具体的なやり方の両方が説明されています。そのため誤った理解をしてしまう恐れや、間違えた方法をとってしまう心配がありません。

テンポよく読み進められる

『整える習慣』では、自律神経を整える効果のある行動術1つにつき2ページで解説という構成になっています。また、1つの章で紹介されている行動術は10~20個弱。テンポよく読み進められますし、キリが良いところで中断もしやすいです。

『整える習慣』はこんな人にオススメ!

『整える習慣』は特に以下のような人におすすめです。

  • なんとなく不調が続いている人
  • 日によってコンディションの差が大きい人
  • 生活習慣の改善をしたい人

なんとなく不調が続いている人

「特定の病気ではないものの、なんとなく不調が続いている……。」

このような状態は、自律神経の乱れが原因の可能性が高いといわれています。『整える習慣』で紹介されている行動術を実践して自律神経を整えれば、不調が改善するかもしれません。

また、『整える習慣』で紹介されている行動術は、すべて自律神経を整えることにつながるもの。すなわち、もし自分が本書の中で紹介されている方法と反対の行動をしている場合、その行動が自律神経に悪影響を及ぼし、結果として不調をまねいているかもしれない……とも考えられます。

『整える習慣』を読むことで、自律神経を整える方法を学べると同時に、自分の悪い習慣や行動を自覚できる可能性も高いです。

日によってコンディションの差が大きい人

『整える習慣』の「はじめに」には、以下のような文があります。

はっきり言って、100ある力を120にアップさせても、日常的に70しか発揮できていなければ何の意味もありません。

そんなことにお金と時間と労力を費やすくらいなら、100ある力を「安定的に90出せる」準備、コンディションづくりをするほうがはるかに効果的です。

小林弘幸,整える習慣,2021年,日経BP日本経済新聞出版本部,15ページ

『整える習慣』ではコンディショニング、すなわち「持っている力を発揮するために状態を整える」ための方法が紹介されています。コンディションが整うため、心身の調子に振り回されてパフォーマンスが大きく変わることがなくなり、常に安定した力や結果を出せるでしょう。

『整える習慣』は、日によってコンディションの差が大きい人に強くお勧めできる本です。

生活習慣の改善をしたい人

自律神経を整える方法の多くは、生活習慣を整える方法でもあります。「生活習慣の改善が大切」とはよく言われますが、実際なにをすれば良いかわからない人も多いのではないでしょうか。とっかかりがつかめず、何もしない・できないまま……という状態です。

『整える習慣』で紹介されている方法を実践すると、自然と生活習慣が改善されていきます。特別な不調を自覚していない場合や、自律神経という言葉に強い興味がない場合でも、「生活習慣を改善したい」と考える人は、ぜひ『整える習慣』で紹介されている方法を実践してください。

『整える習慣』まとめ

改めて、『整える習慣』の魅力を紹介します。

  • 自律神経を整える必要性を理解・納得した上で、実践に入ることができる
  • 根拠と具体的なやり方の両方が説明されているため、誤解・誤認したままで実践してしまう心配がない
  • テンポよく読み進められる。途中での中断もしやすい
  • 「なんとなく不調ぎみ」「日によってコンディションの差が大きい」このような状態の解消につながる方法が紹介されている
  • 『整える習慣』の中で紹介されている方法を実践すれば自然と生活習慣の改善も期待できる

『整える習慣』で紹介されている方法を実践して自律神経を整えれば、あなたのもつ力を安定して発揮できるようになるはずです。

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